メンター制度導入のメリット・ポイント



新入社員や中途社員などの新人を迎えるにあたり、OJTの教育方法のひとつとして、また早期退職を防ぐためにもメンター制度が有効だと言われることがあります。しかし、メンター制度を導入するのにもメリットとデメリットがあります。自社での導入を検討する際にはこのメリットとデメリットをよく吟味し、導入を決めることが大切です。

メンター制度導入のメリット・ポイント
目次
  • メンター制度とは
  • メンター制度導入のメリット
  • ├新人が不安や悩みを相談しやすい環境で離職を防ぐことができる
  • ├メンター担当者も成長することが期待できる
  • └随時チェックやフィードバックができるので新人の成長が早い
  • メンター制度導入のデメリット
  • ├メンターの負担が大きい・人手不足の企業では導入が難しい
  • ├メンターとの相性や、教えるスキルのばらつきが出てしまう
  • └メンター以外の人間がどのように接して良いのかわからず、放置してしまいがち
  • 最後に

メンター制度とは

メンター制度とは、配属先の先輩社員が新入社員を実際の業務の過程でサポートする制度です。メンター担当として、常に寄り添う立場の先輩をひとりつけることで、新入社員はわからないことや不安に思ったことなどを「この人に相談すれば良いんだ」と相談しやすい環境を整えることができます。また、メンター担当者がその新入社員の業務理解の進捗管理を行うことにより、重複した指導をすることなく、スムーズに即戦力となるよう指導することができます。

メンター制度導入のメリット

それではメンター制度導入のメリットについて見ていきましょう。ポイントとしては新入社員の不安解消や、悩みを抱え込んでしまわないことがありますが、メリットはそれだけではありません。

新人が不安や悩みを相談しやすい環境で離職を防ぐことができる

新入社員はとにかく右も左もわからず、さらに人間関係もできていないため、不安なことや確認したいこと、業務上の質問があっても誰に聞いて良いのかわからなかったり、そもそも周囲が忙しそうにしていると質問をすること自体を遠慮してしまったりするものです。しかし、「メンター担当者」と役割分担をすることで「この人に聞けばいいんだ」と質問しやすい環境を与えてあげることができます。そうすることで、わからないことを質問しやすいのはもちろん、社会人として悩みを抱えていても早い段階で話を聞いてあげることができ、「一人で悩みを抱えて誰にも相談できずに早期退職してしまった」ということを防ぐことができます。

メンター担当者も成長することが期待できる

さらに、メンター担当者自身の成長も期待することができます。入社2~3年目の若手社員をメンターにつけることで、「教える」ことにより業務知識が定着します。メンター担当となった若手社員は新入社員に聞かれて「わからない」と答えづらいため、自身も一生懸命勉強しようという意欲が増します。さらに年齢が近い立場の新入社員の存在は若手社員にとっても刺激となるはずです。

随時チェックやフィードバックができるので新人の成長が早い

新入社員が随時メンター社員への質問ができることで、随時「このやり方であっているのか」とチェックを行い、フィードバックをすることができます。できていることとできていないことが明確になっていれば、新人にとっては早い成長をすることができ、即戦力となることも可能となります。

メンター制度導入のデメリット

それでは、メンター制度導入のデメリットについて見ていきましょう。そもそもの人材不足の企業にとってはなかなか導入をすること自体が難しいという問題もあるようです。

メンターの負担が大きい・人手不足の企業では導入が難しい

新人の教育をメンター1名に任せることで重複した指導をせずに進捗管理がしやすい反面、メンター担当者への負担が大きいという問題が発生します。そして、そもそも人手不足の企業では、新人1名に対しメンター1名をつけること自体が難しい場合もあるでしょう。たとえ新入社員が1名だったとしても、社員全員が自分の業務で手一杯の状態では、通常業務に加えさらに新入社員の指導やフォローまではとても手が回らないということもあるはずです。

メンターとの相性や、教えるスキルのばらつきが出てしまう

さらに、メンターと新入社員の相性が悪い場合には、メンター制度の導入が逆効果となってしまう場合もあります。さらに、複数の新入社員がいる場合、メンター担当者自身のスキルや教え方がうまい下手などのばらつきによって、新人の成長速度に影響を与えてしまうことも懸念されます。事前にメンター担当者に指導方法の研修などをすることができれば多少は軽減できることもありますが、とはいえメンター担当者になることに前向きな社員とそうでない社員がいることもあるため、相性や指導スキルのばらつきは解消しづらい問題ではあります。

メンター以外の人間がどのように接して良いのかわからず、放置してしまいがち

また、新入社員1名に対しメンター担当者をつけることで、指導する人間が決まっている安心感がある一方で、メンター以外の社員が新人に対し「わからなくて困っているようだけど指導してもよいのか?」と躊躇してしまったり、あるいは「あの新人はメンター担当者が指導するものだから」と放置してしまったりすることがあります。新入社員自身もメンター担当者不在の際に他の社員に聞いて良いものか迷ってしまうこともあり、人間関係の構築に支障をきたす場合もあります。

最後に

メンター制度導入についてはメリットを上手に享受しつつも、自社での導入をするうえでデメリットを軽減するためには「会社の社員全員で新人を育てる」という前提が欠かせません。そういった考えを浸透させることができれば、メンター制度を導入することは新人と会社双方にとってとてもメリットのあることでしょう。


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