面接で学生をよく知るための質問例
採用面接の際には、「この学生は有望な人材だ」「期待できそうだ」「即戦力となりそうだ」と好印象を持って採用。しかし、入社後に実はそこまで能力が高くなかったり、早期退職してしまったり、問題を起こすことが多く期待外れだった……なんてことはありませんか?
全てを面接で見極めることは難しいですが、ある程度の潜在的な能力は、面接時の質問で確認することができます。今回は、面接で「学生のポテンシャルを見抜く」「学生の素を知る」をよく知るための質問をご紹介します。

- ・面接時にはマニュアルやノウハウを読み込んで偽装してくる学生たち
- ├面接時に「ヤバイ」と感じるのはよほどの学生
- └「ヤバイ」わけではないけれど、入社後にはそれぞれの個性が出てくる
- ・その学生のポテンシャルを知るための質問例
- ├「学生時代に最もやらかしたエピソードを教えてください」
- └「明日自分が勤めている会社が倒産したらどうしますか?」
- ・その学生の「素」を知る為の質問例
- ├「何をしている時が最もあなたらしいと感じますか?」
- ├「今日が地球最後の日だとしたら何をしますか?」
- └「私にあだ名をつけてください」
- ・最後に
面接時にはマニュアルやノウハウを読み込んで偽装してくる学生たち
当然のことではありますが、学生たちは面接を前に、就活セミナーでの教えや就活ノウハウのマニュアル本、インターネット上のサイトを読み込み、しっかりと「採用したくなる学生」を偽装し、面接に挑んできます。
マナーや身だしなみなどはもちろん、模範的な回答や志望動機の方向性など「理想の形」に少しだけ自分らしさをまぶした上で面接に挑むため、大半の学生は平均的に「理想に近い良い子たち」に見えてしまうのが実態です。
面接時に「ヤバイ」と感じるのはよほどの学生
面接で明らかに「この子はうちの会社には合わない」と、雰囲気や言動などから判断できる場合には簡単に見極めることができます。面接時に明らかに「この子はヤバイぞ」と感じるような身だしなみや言動の学生も稀に存在します。そういった学生はよほど何も対策を講じていないか、一般常識がない可能性が高いでしょう。
しかし、多くの学生は「本当の自分」を偽装することができます。表面上を取り繕い、自分自身を「優秀そうに見せる」ことは、ある程度のノウハウを読み込めば誰にでも可能なのです。
「ヤバイ」わけではないけれど、入社後にはそれぞれの個性が出てくる
とはいえ、面接時に「偽装」できるということは、それもまたスキルであるともいえます。その「偽装」ができている時点で、ある程度社会人としての適応能力があるという判断もできます。
しかし、自社の中で活躍できる社員であるかどうか、あるいはその職種への適性があるか、問題を起こすような要素を抱えていないかどうかは、もっと面接時点で踏み込んで見極める必要があります。
その学生のポテンシャルを知るための質問例
そこで、まずは「その学生のポテンシャルを知るための質問例」をご紹介します。平時に「偽装」をすることができるとしても、会社にとって必要な人材かどうかを判断するためには、潜在的な能力も見極める必要があります。
特に社会人に必要とされるのは、「問題解決能力」「とっさの判断力」などの課題やトラブルに対応する能力です。平時には誰もが通常業務をこなすことは難しくないでしょうが、非常時の対応や考え方によりその人の本質が見えてきます。
「学生時代に最もやらかしたエピソードを教えてください」
人は失敗をすることにより、反省し同じ失敗を繰り返さないよう学んで成長していくものです。そこで、これまでの人生の中での最大の失敗と、その後の対応や解決策・同じ状況に陥らないために留意していることなどを聞いてみましょう。
学生は多くの場合、「学生時代に最も頑張ったこと」などの回答は用意しているものですが、失敗経験に対しては答えを用意していないことも多く、正直なエピソードを聞くことができます。
「明日自分が勤めている会社が倒産したらどうしますか?」
会社では常にリスクマネジメントの精神を持って、業務に対応していく姿勢が必要とされます。「もし納期までに先方が間に合わなかったら」「もし会議でこのプレゼンに対しこのような質問をされたら」。常に最悪の事態の「もし」を想像し先手を打っておくことができる人材は、仕事での失敗やトラブルを起こすことも少ないでしょう。
そこで、最大の「もし」として、「明日自分が勤めている会社が倒産したらどうしますか?」「もし今住んでいる家から明日出ていけと言われたらどうしますか?」など最悪の事態へのとっさの判断力を確認する質問をしてみると良いでしょう。
その学生の「素」を知る為の質問例
面接では大抵の学生が緊張しているため、よそ行きかつ装った自分を演出しています。しかし、その学生の真の姿を知るためには「素」の状態でどうであるかも確認しておきたいところです。そこで、緊張をほぐすためにも、学生の「素」のキャラクターを知るための質問をしてみましょう。
「何をしている時が最もあなたらしいと感じますか?」
特に若者は自分の話をするときには、「素」にもどり自分らしい顔を取り戻します。そこで、「偽装」し装わない自分の話を確認してみましょう。「何をしている時が最もあなたらしいと感じますか?」という質問では、その学生の趣味や、最もリラックスできる瞬間などについて聞くことができ、さらにその話をすることでリラックスした精神状態を取り戻してもらうこともできます。
「今日が地球最後の日だとしたら何をしますか?」
学生の「最も望むこと」が把握できる質問です。「今日が地球最後の日だとしたら何をしますか?」と人生の最後のしたいことを問われると、その人の真の価値観が垣間見れることがあります。最後に誰かに会いたいのか、何かを食べたいのか、あるいはあきらめずにロケットで宇宙に飛び出すのかなど、個性も知ることができる質問です。
「私にあだ名をつけてください」
とっさの対人能力を確認しておくことも必要です。「空気を読む」ことに慣れている学生が増えているとはいえ、あまりにも失礼な言動をしたり、常識知らずな問題を起こす新入社員が増えていることも事実です。
「私にあだ名をつけてください」と質問することで、空気が読めるのか、その上での発想力や気遣いなども垣間見ることができます。
最後に
学生の本当の姿を面接だけですべて把握することは難しいでしょう。しかし、今回ご紹介したような質問をしてみることで、少なくともコーティングした「偽装」をかなり剥ぐことはできるはずです。しっかりと面接でその学生の「ポテンシャル」と「素」を確認し、優秀な人材の確保に努めましょう。
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