ESサーベイの目的と活用方法について
従業員の意識を明確にし、モチベーション向上のための課題を見つけられるESサーベイ。すでに実施した経験がある、または実施の検討をしている企業の担当者もいらっしゃると思います。実際にESサーベイを行う企業は年々増えているものの、調査をしただけで放置している企業や、まったく活用していない企業が多いという声も聞かれます。ここでは、ESサーベイの目的と、その活用方法について説明します。

- ・ESサーベイとは?
- ├「センサス」と「パルスサーベイ」の2種類がある
- └正直な回答を引き出すための環境を作りが大切
- ・ESサーベイの目的
- ├従業員のモチベーションの向上
- ├組織の課題を明確にする
- └人事戦略・経営戦略の指標としての活用
- ・ESサーベイの活用方法
- ├結果を従業員に開示して共有する
- └ESサーベイの結果をもとにミーティングを行う
- ・最後に
ESサーベイとは?
ESサーベイとは、従業員の会社や仕事に対する満足度を知り、さらに、満足度や不満足度にに影響する要因を調査することです。具体的は方法は、仕事・業務負荷・処遇・職場・上司・会社などの項目に分かれたアンケートによるものです。管理職などには、聞き取りやヒアリングのような形で、より詳細に話を聞くこともあります。
「センサス」と「パルスサーベイ」の2種類がある
調査には、多面的に課題を洗い出す「センサス」と、頻繁に定点観測して結果の変化をみられる「パルスサーベイ」の2種類があります。
「センサス」は、設問数が多く、従業員にかかる負荷が大きいです。多くの課題を見つけることができますが頻繁に調査するのは難しく、従業員にも「センサス」を行うための時間を作ってもらう必要があります。
「パルスサーベイ」は、5~10問のコンパクトなアンケートで、月に1回、週に1回などの頻度で行います。細かい部分まで調査できませんが、従業員に負担なく、経過を追えるというメリットがあります。
正直な回答を引き出すための環境を作りが大切
ESサーベイを行ううえで大事なのが、正直に回答してもらうということです。せっかく調査をしても嘘の回答ばかりでは、本当の課題が見つかりません。
そのために、「ESサーベイの結果が、人事評価などには一切関わらないことを従業員にわかってもらう」「個人が特定される恐れのある設問があったら匿名にする」などの対策をとりましょう。また、業務の忙しい時期にもきちんとした回答が得られない恐れがあるので、繁忙期は避け、ESサーベイを実施する旨を早めに伝達しましょう。
ESサーベイの目的
ESサーベイとは、そもそもどんな目的のために行われるものなのでしょうか。
従業員のモチベーションの向上
ESサーベイを行うことにより、主に満足度を向上させる要因と、主に不満足度を与える要因を割り出すことができます。これにより、どこに不満があるのか、やりがいの低下につながっているものは何か、ということがはっきりするので、それを取り除く対策をとることで従業員の満足度やモチベーションをアップさせられます。
よく言われることですが、従業員の満足度と顧客の満足度は比例します。従業員の満足度がアップすることで、生産性や仕事のパフォーマンスが向上し、結果として顧客の満足度アップにもつながります。
組織の課題を明確にする
経営層が意識していなかった、従業員の不満要因ややりがいの低下要因が浮き彫りになります。両者の認識のずれがなくなることで、組織として解決するべき課題が明確にできます。
例えば、若い世代の従業員たちは、地位や給与よりも、やりがいや働きがい、ワークライフバランスなどを重視している場合があります。ESサーベイをすることで、経営陣とは意識の異なる若い世代の望むものが見え、彼らのニーズに応える施策を考えることもできます。
人事戦略・経営戦略の指標としての活用
ESサーベイの結果を定期的に観測していくことで、戦略的に人材をマネジメントしたり、適正な人材配置などが可能になります。人的リソースを高めることで、企業としての価値も高まります。
ESサーベイの活用方法
ESサーベイを行っても、活用できていない企業が多いという現状があるようです。ESサーベイをどう活用したらよいのか、またその結果どんなメリットが得られるのか説明します。
結果を従業員に開示して共有する
ESサーベイの結果を従業員に開示することで、組織の現状や、これまで個々にしか感じてこなかった組織の問題点や、伸ばすべきよい面を共有することができます。認識を共有することで、一体感や協力体制が生まれやすくなります。これによって組織の活性化が促されます。
ESサーベイの結果をもとにミーティングを行う
経営陣と従業員との間でズレがあった職場の現状に対する認識を、共有することができます。それについてミーティングを行うことで、より本音に近い話し合いができ、問題解決の糸口が見つかることもあります。そして、経営陣に対する従業員の信頼感も高まります。
さらに、定期的にESサーベイを行い結果の推移を追っていき、その結果がよい方向に向かっているようなら、経営陣、従業員ともにモチベーションが上がり、企業として大きく成長すると思われます。
最後に
従業員のパフォーマンスとともに企業の生産性をアップさせるために、効果的なESサーベイ行い、結果を活用させましょう。
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