学生から応募が来ない求人情報の典型例と改善ポイント
新卒採用をする中で重要な業務のひとつ、求人情報の作成。ナビサイトや就活関連サービスで求人情報を入稿したことのある人事担当者も多いのではないでしょうか。
企業の知名度や市況感に関わらず、学生から応募が来やすい求人とそうでない求人があります。では、学生の応募が来づらい求人とは、どのようなものでしょうか?
今回はその典型例と改善ポイントを紹介します。

情報量が少ない
シンプルすぎる求人になっていませんか?
求人情報には、会社概要や待遇、研修制度など、最低限記載が必要な項目がありますが、例えば研修制度について、「新人研修あり」と記載するのと、「新卒入社後は社会人の基本的なビジネスマナーから業界知識を約一ヶ月かけて習得し、その後配属先でのOJTがはじまります。また、個人のキャリア志向に合わせた任意参加の研修を月に一回開催しています。」と記載するのでは、後者の方がより具体的に研修制度の方針や内容が理解できます。
他にも、例えば休暇制度について「有給休暇、慶弔休暇あり」だけでなく、「有給休暇、慶弔休暇あり。○○年度の有給休暇消化率は○○%、仕事とプライベートにメリハリをつけて働く社員が多く活躍しています。」など、実績のデータを記載すると納得感も得られます。
ひとつひとつの項目に、自社ならではの特徴やアピールできる実績がないかを考え、公にできる情報は積極的に記載しましょう。そうすることで、学生に対してより具体的に入社後のイメージと安心感を与えられ、応募を喚起することができます。
写真がイマイチ
求人情報入稿の際、ついついテキストに気を取られてしまうことも多いかもしれませんが、第一印象を決める大きな要素のひとつが写真です。とある求人サイトでは、「チームメンバー全員が写っている写真」「社員2~4人が写っている写真」「企業理念やコピーなどのテキストが入った写真」の順番で、応募数が多かったそうです。
ロゴやイメージ画像だけでは働くイメージが湧きません。また、新卒採用の求人ですから、ベテラン社員よりも若手社員が写っている仕事風景の写真をピックアップすると、新人が働くイメージを持ってもらえるでしょう。
写真ひとつで応募数が変わるほど、写真は重要であることを認識し、社員が写っている仕事風景の写真を積極的に使用するようにしましょう。
テキストが長すぎる
とくに「企業理念」や「事業内容」の項目で、企業サイトからそのまま引用したような長文のテキストを目にすることがよくあります。企業サイトは、その企業に興味がある、もしくはもっと詳しく知りたい人がアクセスする場ですが、求人情報は、全く知らない人の興味を引き出すように情報提供をする場です。
学生の大半はスマートフォンで情報収集をしていることもあり、長々と企業理念や事業内容を記載しても、読み飛ばされることのほうが多いでしょう。
まずは求人情報内で読みやすく簡潔なテキストで興味を喚起し、その後企業サイトで深く知ってもらう、という流れを理想に描き、求人情報のテキストを考えると良いでしょう。また、スマートフォンのプレビューを確認できるのであれば、文字数や読みやすさを一度確認することをお勧めします。
専門用語や抽象ワードを多用している
例えば「国内最大のリソースで、お客様のあらゆるニーズを組み取り、 幅広くマーケティングソリューションを提供する会社です。」のような文章。抽象的な言葉や専門用語が目立ち、読み手に正確な意味が伝わらない、もしくは読み飛ばされてしまいます。
中途採用ならば、ある程度の業界知識のある人が求人を閲覧することが多いですが、新卒採用の場合、学生は様々な検索条件やレコメンド機能を介して知らない業界の求人にも目を通すことが多くあります。BtoBビジネスを展開する会社はとくに、一言で言うとどんな会社なのか?がすぐに分かるようなキャッチや説明を入れるようにしましょう。「なにをやっている会社かよくわからない」求人情報では応募には至りません。
競合他社と比較した際に見劣りする
どの会社も、新卒採用でターゲットとする人物像が必ずあるはずです。ではそのターゲットは他にどのような会社の求人を見ているのでしょうか?
例えば「自己成長できる環境を重視」する学生をターゲットとするならば、求人を掲載するサイト内で「自己成長」というキーワードで検索をかけてみましょう。他にも「人気のある同業他社を目指す学生」ならばその企業の求人との比較、「海外で働きたい学生」ならば「グローバル」「海外勤務あり」などの条件でヒットする求人との比較ができます。きっと学生も同じように比較し、応募する企業を選んでいるはずです。
その上で、例えば「初任給」「休暇制度」などの待遇面で見劣りする項目がある場合、「年収モデルケース」や「休暇以外にアピールできる人事制度」など、補足すれば解消できることもあります。
最後に
こうして振り返ると、学生向けの求人情報は「いかに学生に入社後のイメージと安心感を与えられるか」にかかっていると言えるのではないでしょうか。
求人情報は、単なる「情報のまとめサイト」ではなく、「自社のことを魅力的にプレゼンする編集記事」だと思って、読み手に伝わる原稿になることを心がけましょう。
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